女囚701号松島ナミは改造人間である(?)

伊藤俊也監督の三部作を観て、現時点で感じたのが、一作目の「自分を裏切った男への個人的な復讐劇」から三作目の「悲しい生き様の女たちの為に立ち上がる(??)」という、主人公の立ち位置のある意味『仮面ライダー』的な変化。実際、三作目なんざ「あの状況からどうやって生き延びた?!」ってツッコミが入りそうな辺り、まさしく改造人間並の扱いだし。

とりあえずストーリーが破綻してないのは一作目『女囚701号さそり』。映画として表現がイッちゃってるのが二作目『第41雑居房』(しかも梶芽衣子の台詞はたった二言しかない)。何が何だかわからないんだが、とにかく凄いのが三作目『けもの部屋』って感じかなあ。

詳細な分析はまた後日ということにして(するのか?)、今宵も『さそり』祭りに突入!ハマったのが四作しかない『さそり』で良かった(笑)。コレが『仁義なき戦い』とかだったら、きっとおそろしいことに…。