欲しかったものは

ホント、こういう時間だった。

今日も二人で昼食。ゆっくりと彼女の過去の失敗談を聞きながら、「ダメじゃん、それ」とか「あ、それはオレもやっちゃったことがあるよ」とか。そうやって、ゆっくりゆっくり、本当の彼女を知って、ゆっくりゆっくり、好きになる。

――あれ?一回転した後、少しだけ前に進んでる?

しかしまあ、行き当たりばったりな生き様なら誰にも負けないつもりだったこのオレが(笑)、完全に負けを感じる無茶っぷり。