君と夏の終り

――○○さんってメガネさんの発言には耳がダンボになってますよねー?

そんな同僚の何気ない一言に対して、自分は思わず全否定。でもその結果が、今の状況に繋がってるんじゃないだろうか?って、なんとなくそう感じてる。

そして去年のクリスマス前、彼女が他者に対して『魂胆』なんて表現を使ってたことを思い出す。実際、自分もあの手この手で彼女と仲良くなりたいとも思っていたし、今だってできれば「おっぱいもみたい」って、たぶん思ってる。

ただ、もしかすると…。うろ覚えだけど文字を綴ることで10ヶ月、毎日顔を合わせることで6ヶ月の時間をかけて、ようやく自分のことを信用してもらえたのかもしれない。