元々は物量任せの艦砲射撃要員として増員されてきた彼女。「なんとなく仕事できそうな雰囲気があるな」と思ってた俺の直感は大当たりで、例の『アストロ球団』呼ばわりしてた特殊チーム(いや、むしろ『レッドショルダー』か？)にすぐさま抜擢。二人で組んで関東の某エリアを一日で殲滅させたこともある。
未華子(似てない)と席を並べて仕事をすることはないだろうけど、彼女はきっとこっちの側まで上ってくるだろうと思ってたら、やっぱりその直感も大当たり。若いし、仕事できるし、未華子(似てない)とは大違いのはずだったんだけど。
「ワタシ、堺雅人好きなんですよ〜。歳も同じらしくて」
え？堺雅人と同い年？？『若いし』に関しては大ハズレ。とりあえず堺雅人と聞いて最初に思い浮かぶのが『戦闘妖精雪風』の主人公の声だってことは内緒にしておこう。
